カボチャの雌花が育たず枯れる!原因は?栄養成長・生殖成長って何?

カボチャの雌花が育たず枯れる!原因は?栄養成長・生殖成長って何?

今朝見たら、庭で育てているカボチャの雌花が黄色くなって枯れていた

楽しみにしていたのに凄いショック( ;∀;)

なんで?追肥も欠かしてないし何がいけなかったんだ!

ということで、雌花が育たず枯れる原因について調べてみよう


● 栄養成長と生殖成長について知ろう

茎葉が大きくなる過程は栄養成長期、花芽が出来始めてからは生殖成長期と呼ばれています。

ナスやトマト、枝豆なんかは茎葉が十分に成長してから花が咲き、実が着くけど、カボチャは栄養成長も生殖成長も同時進行で成長していきます。同時進行・・・ということは、茎葉が育つための栄養と花芽が育つための栄養がバランスよく施されていなければいけないということですね。

※ナス科のトマトの初期成長にも栄養成長と生殖成長が関わっていました!

トマトの1番花の結実の必要性についての記事

● 雌花が枯れる原因は多数ある

雌花の枯れる原因になるのは、一つではないようです。

水不足・肥料不足・窒素過多が挙げられます。

栽培している畑の土質はどうですか?私の借りている畑は粘土質で水はけが悪いので、水ははけないけど、肥料の持ちはいいです。でも、砂地なら水はけがよく肥料切れも早い、砂地まではいかなくても、水はけのよい場所で栽培していて雌花が枯れるならまず第一に水と肥料で様子を見てもいいかもしれません。

また、窒素過多は窒素成分の多い肥料等をあげることで茎葉ばかりが成長してしまう症状のことで、わかりやすい症状としては、葉が大きく、濃い色になり、茎葉がやわらかくなります。対処法は、蔓を切り戻す等があるようですが、500倍に薄めた食酢をかけてあげると、食酢の成分が植物内の余分な窒素を消化してくれるそうです。散布は1週間おきにし、葉全体にまんべんなく散布しましょう。

※因みに、魚粉・油かすは窒素成分が多めの肥料です。

〇 芽かきをちゃんとやろう

カボチャは放っておくと本当にモジャモジャになって訳が分からなくなってしまいます。茎葉ばかりを育ててしまえば、果実への栄養もいかなくなってしまいます。また、着果節位がカボチャのできに大きく影響するので、人工授粉がしやすいように蔓の管理は思っている以上に大事なのです。

仕立て方としては一般的に↓のように言われています。

・西洋カボチャ 親蔓1本、子蔓1本

 ・日本カボチャ・ペポカボチャ  親蔓を本葉5~10枚で摘心して、子蔓2~4本

必要のない脇芽は小さいうちにかき取ってくださいね。私なんか脇芽に雌花がついていたりするとついつい育てたくなってしまうけど・・・、品質の良いカボチャを収穫するにはしっかり脇芽を取りましょう!

カボチャも反省は残るけど、抑制栽培ができるから後半に挽回できたらいいな~

基本を守って美味しいカボチャを食べるぞ!



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