大根の抑制栽培!トンネル栽培で無事発芽~種子春化型と離春化作用って何?

大根の抑制栽培!トンネル栽培で無事発芽~種子春化型と離春化作用って何?

日照不足で細っちい大根ばかりで悲しいので、自慢のPOフィルムのトンネルシートで大根を栽培することにしました!

この左から3つ目の畝が大根様です。

因みに、左はちりめんちしゃ、2番目はキャベツ(春キャベツになる予定)

はい、種蒔きから3日で無事に発芽!

暖かい日がせっかく続いていたのに、畑の移動がそれに間に合わず、微妙な寒さの中の発芽!

トウ立ちせずに育てることはできるのか( ;∀;)


なぜ大根はトウ立ちしてしまうのか?

大根は種蒔きのタイミングから低温にあたるとトウ立ちをおこします。(ある程度成長してから寒さにあたるとトウ立ちする野菜は多いですけどね・・・)

因みにこれを、種子春化型(シードプラントバーナリゼーション)と言います。
種が畑に蒔かれて種が吸水して成長を始めた段階から低温に反応してトウ立ちするのです。

トウ立ちする温度は大体12~マイナス1℃とされていて、特に4℃くらいに敏感に反応します。

晩抽系の品種を選べば、トウ立ちするまでの低温遭遇時間(すぐに反応するか、低温にある程度あたってから反応するか)が普通の品種より長いので、トンネル栽培では育てやすいです。でもそこは、いくら晩抽系でも13℃以下になればトウ立ちしてしまうので注意が必要です。
晩抽性&極晩抽性の品種

 

 

それにしても、いくらトンネル栽培をしても冬場は夜間の温度が下がるのでトウ立ちは必至では?

しかし、あることをすればトウ立ちを防ぐことができるのです!

それが、離春化作用(ディバーナリゼーション)です。

これは、夜間の低温に日中の高温で打ち消す作用で、24℃以上の温度に4~6時間あたると低温感応をしないと言われています。しかし、この日中の高温が毎日続かないといけないので、日差しが無く温度の低い日が3~5日も続いてしまえばトウ立ちが起きてしまいます。


今回私が購入したPOフィルムは2列の大きめの穴が開いているので、さらに不綿布でも被せないと離春化作用は期待できないかもしれない・・・

これからでも、まだ種蒔きは間に合うし、晩抽系の品種を手に入れて栽培してみるのもいいかもしれませんね(*^-^*)

1年中大根を食すために頑張らないとな!



そして、気になる大根の成長はいかに!

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