道の駅で買える美味しい山菜たち!味の特徴・調理方法・効能

道の駅で買える美味しい山菜たち!味の特徴・調理方法・効能

これから道の駅でも沢山の山菜たちが出回ります。

私も近所の田んぼの畔で、ワラビやアズキ菜、水蕗なんかをよく摘んだものです。

都会には無い珍しい山菜もあるので、1度は食べてみのもいいかもしれませんね。

でも、食べ方は?灰汁抜きは必要?わからないと食べることはできません。今日は簡単にご紹介したいと思います。

道の駅の場所等を詳しくご紹介した記事は、こちらから⇒ 木曽の道の駅紹介


コゴミ(草ソテツ)

 

 

 

日陰のやや湿気の多い場所に生えていて、宿根で毎年同じところに生えてきます。葉は育つととても背の高いシダ状の葉になります。マメに観察しないと採り時を逃すので注意しましょう。

食べ方

灰汁が無くとても食べやすい山菜です。流石に生ではたべませんので、茹でてマヨネーズや醤油をかけて食べたり、和え物、みそ汁に入れるなど、様々な食べ方をされます。味にクセが無いので子供でも食べられます。

効能

抗酸化作用のあるビタミンEが豊富で、免疫力アップが期待できます。ビタミンCも豊富な他、食物繊維も豊富で便秘解消にもよく、美容にとてもいい山菜と言えます。

 


ワラビ

春先になると、田んぼの畔や、適度な日当たりの土手なんかに生えてきます。大きくなるとシダ植物特有の葉を広げて茂ります。宿根なので、毎年同じところに生える他、根の広がるスピードがとてもが速いので、下手に庭なんかに植えると、周りの敷地にも侵入して大変になるので、育てる際にはご注意を!

町1番の公園の関山公園でも春になるとワラビ採りの人が多く見られます。

サクラの先の斜面に沢山のワラビが毎年生えます。

一生懸命採っていたら、振り向くとニホンカモシカが立っていた!なんてこともありました 🙂

ワラビはそっくりな毒草も無いので、子供でも楽しんで採取できるかもしれませんね。

食べ方

灰汁が強くそのままでは食べられません。水茹でして、一晩置いて食べるのが一般的でしたが、小麦粉を少量入れて、15分程茹でれば灰汁がすぐに取れます!

お浸し、汁物、塩漬けにして長期保存等します。あく抜きした後は、特に癖も無く比較的食べやすいが、特有のヌメリがあります。

効能

βカロテンやビタミンEが多く含まれており、コゴミ同様、免疫力を高めるのにとても良い食べ物です。

また、ガンや動脈硬化にも良いとされています。


コシアブラ

(引用Wikipedia:こしあぶら画像

地面から生える山菜のイメージとは違いこの山菜は、木です。

木の新芽を食用として採るのです。大きい物で20メートル程の大木になるものもあります。

とても美味しく山菜の女王とも呼ばれ人気がある山菜の一つですが、新芽を採取する際は、採り切らずに成長する用の芽を残すことも大切です。枝自体を切り落とすような荒っぽい採り方をする人もいるようなので気を付けましょう。

食べ方

(写真はタラ芽とコシアブラの炒め物:イマイチでした 😥 )

一番おいしいのはやはり天ぷらでしょうか、独特な風味とうっすらと感じるほろ苦さが人気です。

お浸しや塩漬けにして保存もするようですが、我が家では必ずと言っていいほど天ぷらで出てきます。

数々の山菜を食べつくしてきた父が1番好む山菜がこれです。

あまりに好きすぎて、大木になるのも知っている癖に敷地内に植えてしまったほどです 🙁

効能

苦み成分のケンフェロールが含まれていて、抗酸化作用と脂肪の燃焼にも効果があります。また、風邪、インフルエンザやウイルス性の病気を予防します。他には、ケルセチンも含まれますが、こちらも抗酸化作用があり、他には抗炎症作用、降圧作用等があります。

 


アズキ菜(ナンテンハギ)

画像は現在準備中です。

これは、本当に自宅の周りの土手にたくさん生えていて、とても小さな植物です。どの山菜とも同じように根が残っていて毎年同じ場所に生えています。春先にウサギの耳のような形の小さな新芽の部分を採取して食用とします。

別の地方で、うるい葉に似た葉をアズキ菜と呼ぶようですが、それとはまた違う物です。

食べ方

茹でてお浸し。クセもぬめりも無いので、そのままみそ汁の具にしても大丈夫です。

効能

めまいや疲労回復に良いとされています。

 


タラの芽

 

よく知られている最も一般的な山菜でしょうか。山菜の王様とも言われています。

まっすぐ伸びた木の先端に生える新芽を食します。在来種は木肌の全体に大きなとげがあるので採取の際には十分に気を付けましょう。栽培する際には、とげ無しの品種が危なくなくてよいと思います。

これも、根で広く広がるので、植える場所には気を付けましょう。

食べ方

生では食べません。天ぷら、お浸し等です。

独特な風味がとても良く、ぬめりも苦みも特にありません。育ち過ぎた物を採取すると、下のほうがとげが合ったりするので、調理時には注意です。(そんな育ったものを無理やり食べるのは家の父くらいか・・・)

天ぷらを食べてトゲでケガ・・・なんて嫌ですよね。

効能

ビタミンEが豊富で、抗酸化作用があるほか、整腸作用、血糖値抑制作用等があります。

 


ウルイ葉(オオバギボウシ)

Wikipediaより:オオバギボウシ

育つと可愛らしい花を咲かせますが、食べるのは柔らかい生えたばかりの葉っぱです。

写真の状態の葉を摘んで食べます。こちらも、宿根の山菜です。柔らかな葉のせいか、虫に食われやすい印象です。採り時を虫に先を越されないようにしましょう。

食べ方

茹でて、酢味噌で和えるのが我が家では一般的です。クセが無く、ツルツルとした食感で、キュッキュと噛む毎に音が鳴るくらいです。葉がとても柔らかいので汁物にすると溶けてしまう気がするので、和え物やお浸しがいいのかな、と感じます。

効能

ビタミンCが豊富で、美肌効果があります。また整腸作用、血行促進、疲労回復等の効果も期待できます。

 


葉ワサビ

おいしい山菜&キノコ図鑑ワサビ(葉ワサビ)を採ろう!より

涼しい、キレイな水の流れる場所に生えています。

引っこ抜くと小さなワサビが出来ていることもありますが、野生のワサビは葉を食べています。

生でも食べようと思えば食べられますが、そのままだとワサビ特有の辛さはあまりまりません。

食べ方

父は、刻んだ葉ワサビをサッと湯がいて、煮沸殺菌したビンに入れて少量の塩とお砂糖を入れて混ぜ、蓋をして何日かしたものを食べます。砂糖は無くても辛くなる気がするのですが、父曰く砂糖が葉ワサビを辛くするのだそう。よく作られるのは、同様に湯がいた葉ワサビで作る醤油漬けでしょうか。

効能

殺菌作用、食抑促進、ガンの予防効果等が期待できます。

 


シュウデ(シオデ)

画像準備中

野生のアスパラとも呼ばれ、山菜の中でも特にクセが無く、美味しい。しかし、滅多にお目にかかることがなく、とても珍しい山菜です。多年草のつる植物で、春先の新芽を摘んで食します。アスパラ、と言われて見ると、見た目も何となく似ています。

食べ方

茹でてマヨネーズなんかに付けて食べますが、本当にアスパラと変わらない食味です。子供も嫌がらず食べることが出来る山菜の1つですね。

効能

骨の形成に必要なビタミンKとカルシウムが多く含まれ、また、ビタミンCも多く美肌効果もある。

更に、食物繊維も豊富で整腸作用も期待できます。


 

今回は、木曽地方でも一般的に出回る山菜をご紹介しました。

まだまだ木曽地方は氷点下になるような寒さです。本格的に山菜が出回るのはゴールデンウィーク前からでしょうか、ぜひ道の駅で山菜を買って春の息吹を感じてみてください。

公園等の公共の場所で山菜の採取をする際は、注意書きが無いか確認後行ってください。

私有地での植物の採取はもちろん禁じられています。山菜取りの際は夢中になって私有地に侵入しないよう気を付けてください。また、毒草もあるのできちんとした知識を持って行ってください。



 

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