害虫や病気、枯れるメロン~原因と対策!露地栽培の成功の秘訣

大きな畑を借りるようになってから、何度となく挑戦しているのがメロンです。

でも・・・、恥ずかしながら今まで成功したことがありません。

最初の年は、幼苗の段階でウリハムシに集られて、見るも無残に枯れ果てていきました。

次の年は、人工授精もして実が大きくなり始めたところで、ある日突然茎葉が枯れてダメになりました。

昨年は、ウリハムシ対策にとネットをかけて栽培し、途中までは順調に成長していたのですが、やはり実が大きくなり始めた段階で、ある日突然旅立ってしまいました。涙

ですが、それでも家庭菜園でメロンを収穫する夢を捨てきれない私です 😳

今年こそ美味しいメロンを収穫するために反省と対応策をまとめておこうと思います。


メロンが枯れる理由と対応策

害虫

ウリハムシ 主に幼苗の頃の被害が大きいです。

対策

・飛来してくる成虫に対しては、キラキラした物を嫌うので、キラキラテープや、アルミホイルと言う手もあります。しかし、確実に守るためにはネットを使用するのがいいでしょう。

・土中に幼虫がいる場合もあるので、小まめな管理(ネット内で見つけたら捕殺)と本当に最悪の場合は薬を使うことをお勧めします。

住友化学園芸 殺虫剤 ベニカベジフルスプレー 420ml

※ウリハムシについての記事

根切り虫 こいつらにやられると、ある日突然枯れます。

対策

・柔らかい茎しか食べられないので、良く成長した苗を植えるといい。

・生えたばかりの柔らかな雑草も好むので、近くに雑草を生やしておくのも被害を減らすコツです。

お酢と焼酎を混ぜた物を散布したり、土中から近い部分の茎にアルミホイルを巻くと防除できます。

簡単に薬に頼る手もありますが、最終手段にしたいですよね。

住友化学園芸 殺虫剤 家庭園芸用サンケイダイアジノン粒剤3 400g


病気

うどんこ病 ウリ科の野菜では最も知られた病気だと思います。葉の表面に白い粉のような物がポツポツと出てきます。この白いポツポツに葉が覆われることで光合成を妨げ、生育不良を引き起こします。

対策

初期段階なら、木酢液や重曹水を散布したり、発症した葉を廃棄することで進行を止めることも可能です。

・ある程度進行しているのであれば、薬剤散布で治療する方法が最適です。

治療薬 

アミスター、ベンレート水和剤等があり、予防や治療効果もあります。つる割れ病にも効果があります。

住友化学園芸 殺菌剤 GFベンレート水和剤 0.5g×10

 

つる枯病

この病気は、病原菌であるカビが発生することで起こる病気です。発生適温は20~24℃と梅雨明け頃から発生しやすくなります。カビと言うこともあり、降雨後等の湿度が高くなると活発になるようです。

症状は、葉に斑点ができ、また、その病斑内に黒く細かな点々が見える、地面に近い部分の茎が褐色に変色します。この症状が進むと、茎が腐り枯れてしまいます。

対策

・前の年に発生した場合は、その作物の残渣やそこで使用した支柱等にさえ菌が残っています。残渣は畑外で処分し、支柱等は消毒しましょう。

・芽かきや葉かきをする場合、その部分から菌が入ることも考えられるので、行う場合は、湿度の低くなる晴天時にする。

・気温と湿度で発症するので、湿度を上げないために、排水の良い土質や畝を高くする等心掛ける。

治療薬

ジマンダイセン、ダニコール、スコア等。ダニコールがホームセンターでも見かける農薬でしょうか。

住友化学園芸 殺菌剤 STダコニール1000 30ml

 

つる割病

症状としては、日中に葉や茎が萎れ、夕方になると元に戻るを繰り返します。

根から侵入した菌が茎葉を通って少しずつ植物を侵食していくので、段々とその症状が出る部分が広がっていき、最終的には枯れてしまいます。

感染した植物の茎の断面は導管が変色しています。

対策

・前の年の残渣を残さないようにする(菌が越冬するのを防ぐため)。

接ぎ木苗を使用する。

・感染した茎葉は初期段階なら部分的に処分するが、全体的なら株自体を処分する(株自体に菌が付いているため、必ず畑の外に処分する)。

・感染した株のあった土は日光消毒をし、翌年のウリ科の栽培を控える。

・前作に、イネ科の植物を育てる。(つる割病の他、ネコブセンチュウ、根腐病、萎凋病、萎黄病も発生しにくくなる。)

薬剤 

アミスター、ベンレート水和剤等があり。どちらも予防、治療に効果があります。

住友化学園芸 殺菌剤 GFベンレート水和剤 0.5g×10


どうでしょう。植え付けてしまった人も、これから植え付ける人も、出来ることはまだありますよね。

因みに、ハウス栽培でメロンを育成する際は、最初の植え付け時の活着以外では、ほぼ水を上げないんだとか?それくらい、湿気はメロンにとって大敵なんですね。

私は、とりあえず、今年は土壌改良材をおおく入れて、出来るだけ高畝にして、更にトンネルシートを付けて臨みたいと思っています!

自家製メロン食べられるように頑張りましょう。



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