世の中には、出産に向けて準備をしている新米ママが大勢いる、そんな中に、同じ思いで悩んでいる方の参考になればと思い、この記事を書きます。
私は、長女が生まれた時に、素直に喜べなかった。
立ち会った旦那が泣きながら「●●は泣いてないんだね。」なんて言われたのを覚えている。それどころじゃないよ、「こんな私が親になって大丈夫なんだろうか。」という思いでいっぱいだったんだから。
私はずっと、母性や子を愛する気持ちは、妊娠中にだんだん育って、出産と同時に爆発するかのような気持でいた。
でも、そんなことはなくて、不安な気持ちばかりが育っていって、心の準備ができないうちに出産になって、母になってしまったのだ。
子供は可愛いんだろうけれど、どうしたらいいかわからなくて可愛がるなんて余裕はない・・・
だから、遠くても頻繁に実家に帰って、少しでも子供と二人だけの時間を少なくするようにしていた。
実家に居れば、家事も母と分担だし、話し相手もいる。リラックスして子供と過ごせたことはとても良かったと思う。
そんな風に1年の半分くらいを実家で過ごしながら、ようやく落ち着いて子供を見られるようになったのは、1歳前くらいだろうか、その頃には子供もお話をするようになったりして、私の名前を呼んで抱き着いてくる仕草なんかを見ては可愛いと思えるようになった。
なんだか、本当に自分で自分に安心したのを覚えている。そんな長女も早いもので4歳になった。
今でも自分は完璧な母親じゃないから、他の母親から学ぶことも多い。勉強になるお母さんの言い方を真似てみたりしたこともあるし、逆に「あのお母さんは、あんなに優しそうに子供に接しているのに、私はなんてダメな母親何だろうか」なんて自己嫌悪に陥ることも多い。でも、子育てはゲームみたいにやり直しなんてきかない。私がいくら悩んでいたって、立ち止まっている時間なんてない。子供は、私たち親や、友達、環境、色々なところから色々なモノを吸収して、あっという間に子供自身を作っていく。4歳になった長女を見ていると本当にそれを実感させられる。例え子供にいつまで経っても愛情を持つことができなかったとしても、私達親は子供にしてあげられることは惜しみなくしてあげる責任があるんだ。私は、その責任だけは、決して忘れないで子供と接していきたい。
本当に、子育ては難しい!難しいけど・・・、子供は育てたように育っていく。それを誰よりも近くで見ていられる喜びが今の私を支えている気がする。
偉そうに、誰かに何かを教えたりアドバイスしたりできるような立場じゃないから、こんな風に思って頑張っている母親もいるんだって知ってもらえたら嬉しいです。
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